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​連載コラム

​『もりさんぽ』

タウンマネージャーもりさんによる久留米の街ネタ・小ネタ。

​毎月1話ずつ更新していきます。

​皆さまからの情報もお待ちしております!

2022年9月号

​『もりさんぽ』

​「市役所界隈を歩けば」

 秋の気配をほんわか?と感じる9月のスタートですね。とは言え、筑後地域は「残暑厳しい」との予報もあり、引き続き水分補給などに注意しながらの暮らしが続きます。私はと言えば、あまりの猛暑にまちなか散歩も滞っています。

 以前、久留米市役所については建物の面白みや、最上階からのながめの良さを記しました。近隣には「石橋迎賓館」(通常非公開・1933年竣工)もあり、清楚なたたずまいを見せています。また、城下町であるわが町では往時を偲ぶことの出来る遺跡や場所が数多く存在、旧町名をたどる石碑も見ることが出来ます。市役所と商工会館の間にある『両替町公園』もそのひとつですね。かつて、井筒屋という両替商が近くに存在したことからその町の名前があるそうです。古地図には、呉服町や米屋町、細工町などの名前も見えます。商家や商人が多いエリアであったことが分かります。

 現在の両替町公園の場所は、久留米藩の迎賓館として『御使者屋』が設けられ、廃藩置県後に三潴県庁舎が、市政施行後に市役所建設がなされました。現市庁舎建設後に再整備され、公園となりました。『御使者屋』の石垣が遺構として残っていますし、緑も多く市民の憩いの場として利用されています。春には見事な桜も咲き、新緑も綺麗。休みの日には子どもたちの声も聴こえ、遊具などはありませんが街なかにある公園として活用がなされ、一年通して楽しめる場となっています。一度、足を運ばれてみませんか?(市庁舎の「ビル風」には注意が必要ですが・・・)素敵な場所ですよ。

 休憩には、商工会館内にある『TEA ROOM タミタ」がおススメ。美味しいコーヒーや軽食をいただくことが出来、ゆったりした気分で落ち着けます。やはりこちらも、素敵な場所です。(お休みの日もあります。各自でご確認くださると幸いです)

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​緑も鮮やかな両替町公園
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