

連載コラム
『もりさんぽ』
タウンマネージャーもりさんによる久留米の街ネタ・小ネタ。
毎月1話ずつ更新していきます。
皆さまからの情報もお待ちしております!
2024年7月号
『もりさんぽ』
「商工会議所って?何するところ?」
久留米ほとめき通り商店街を、遊よく!しておりますと、声をおかけくださる方が増えました。「賑わいが戻りましたね!」や、「お店が増えた!」とおっしゃる方や、「使いやすいトイレを!」「高齢者が、ほっとできる施設が欲しい」「カタチの森はイベントも増え、子育て世代にはありがたいのですが、さらに拡充をしてください」などなど、多くのご意見を頂きます。その中で、「久保さんは、何をしてる人なの?」「普段はどこにいるの?」と、問われることもあります。これは、お客様に限ったことでなく、商店主さんからもあるのです。(モット ユウメイニ ナラネバ!汗・・・)
私は、いわゆる個人事業者。久留米市中心市街地活性化協議会でタウンマネージャーと言う、皆さまには耳慣れない役割を頂いております。空き店舗対策、創業支援、個店経営支援や、賑わい促進の催事構築、進行支援など活性化に資する事業を、市役所、商工会議所、商店街、まちづくり会社と共に行っております。また、普段は『久留米商工会議所』に席があり、会議所をベースに、各所との調整、交渉に当たることも多くあります。「あ!会議所?私にはあまり関係ないな」と思われた方もいらっしゃるのでは!ないでしょうか?
久留米商工会議所に限らず、各地の商工団体は「市民生活と密接に関係している!」のです。例えば、8月5日(日)に実施が予定される『第53回水の祭典久留米まつり』は、多くの市民が参加し楽しむことが出来る、一大イベントとして夏を彩りますね。主体は振興会が事務局となっていますが、催事構築や資金調達、円滑な運営に大きな役割を久留米商工会議所が果たします。3月に行われ、市内小学生が多く参加する、『水天宮恋ものがたりライトアップコンサート&灯明まつり』は、ミュージシャンの演奏と、灯明の光が幻想的で素敵な催事。こちらは実行委員会形式ですが、久留米商工会議所が全般的に運営を行います。4月に終了した、『第6回くるめ楽衆国まつり』も、オール久留米で盛り上げ隊が主催ですが、こちらも!久留米商工会議所が大きく支えています。久留米商工会議所が無くては、成り立たないであろう行事は多数あるのです。
久留米商工会議所に登録されている市内事業所は、約五千社。その一つ一つが市民の皆さまの生活を支えるお店や企業です。久留米商工会議所は、各事業所の経営支援や各種相談、事業を通じて間接的にはなりますが、久留米市民の生活向上に大きな役目を果たしているのです。とは言え、私も以前からこうした仕組みを知っていた訳ではありません。まちづくりや、中心市街地活性化に関わり、久留米商工会議所の皆さんと身近に接することになり、理解してきたことなのです。今年も、『プレミアム商品券』の発行が予定されているそうですが、久留米商工会議所は決して、「商品券を売る事務所」では無いことをご理解いただければ!と、念じておる次第です。

にぎわう街なか
(催事協力 JR九州久留米駅)