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​連載コラム

​『もりさんぽ』

タウンマネージャーもりさんによる久留米の街ネタ・小ネタ。

​毎月1話ずつ更新していきます。

​皆さまからの情報もお待ちしております!

2023年4月号

​『もりさんぽ』

「歴史と、誇りを感じます」

 新年度がスタート。心も軽く弾む季節ですね。私は、この時季から5月ころにアーケード街を吹き抜ける風が、とても大好きです。「風薫る」季節の到来は、そこまで来ています。

 そんな移ろいを感じる中心市街地商店街ですが、去る3月。小学校の卒業式当日に、とても印象深い場面に遭遇しました。その場所は、久留米・あけぼの商店街の、「魚ぜん」さま店舗前。卒業式を終えたのでしょう、ちょっとオメカシした男の子たちがダッシュして集まりました。あとから、保護者の方でしょうか大人の方も来られました。男の子たちは整列し、店主の土井さんへ「(卒業しました)ありがとうございました!」と挨拶をしていました。土井店主は、野球指導者。少年野球を指導なされています。街場の方からは、「近年、指導を受ける子どもたちが礼儀正しくなった」と伺うことが出来ました。様子を目の当たりにして、「素晴らしいなあ!」と思う私でした。

 あけぼの商店街界隈には、まだまだ素敵なお店がたくさんあります。中でも、洋風居酒屋「ブラッカ・ブロッコ」さまは食通も通う名店です。店主・弥永さんは優しい笑顔がとても素敵な方。イタリアンをベースになされた?(味音痴で申し訳ありません!)料理はどれも逸品ぞろい。旬の素材を活かす業は、この街の自慢と言えます。多くのお客さまが楽しまれていましたが、コロナ禍で大変に苦しい時期もあったに違いありません。そんな時にも、いつも笑顔でお話しをして下さいました。そうした中、かねてから「美味しい!」と大評判のドレッシングを瓶に詰め、「じじいのおすそわけ」として販売されています。吟味された干ししいたけをふんだんに使い、まろやかで芳醇な仕上がり!で、お店でいただくのと変わらぬ味。匠の業には本当に驚かされます。

 街は人の繋がりの場。人を育てる場。そして、活かす場所。商店街で実感するワタクシなのです。久留米ほとめき通り商店街と、その界隈は本当に素敵な街ですね。

●おかずの店 魚ぜん

久留米市六ツ門町22-25

TEL.0942-32-4315

●洋風居酒屋 ブラッカ・ブロッコ

久留米市六ツ門町22-20

TEL.0942-38-5111

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